潮州バクテー(排骨茶) 豚肉の漢方煮込みスープ
- 漢字で「骨肉茶」と書いて「バクテー」と読みます。ブタ肉のスペアリブやバラ肉を漢方スープで煮込んだマレーシア生まれの中華料理。こってりスタミナ料理ですが、港湾労働者の「朝ごはん」として誕生しました。
- ひとくちに「バクテー」といっても、福建(ホッケン)出身者の生みだした「福建骨肉茶」や潮州(テオチュウ)出身者が作る「潮州骨肉茶」が存在します。漢方スープのレシピや味付けが違うんです。
- 「福建と潮州」どっちが美味いか?それはお客さんのお好み次第。筆者の場合「バクテー」なる料理の存在を知り、食べ始めたのは「ホッケン」でしたが、今ではスープが澄んでいる潮州タイプがお気に入りです。
- メインの具もブタ肉の骨付きスペアリブだけではなく、3枚肉(バラ肉)の短冊切りやロースの角煮なども選べるし、お店によってはシイタケやエノキダケ、セロリや厚揚げ、ミンチボールなどをトッピングさせてくれます。
- 基本は、アツアツを食べるコト。土鍋を使い加熱してグラグラ沸騰した状態でドンとテーブルに出されたらまずはレンゲを使ってスープを飲んでみましょう。10種類以上の漢方ハーブの織りなす深い香りが広がります。
- 写真では紹介していませんが、別の土鍋で豚足(とんそく)の甘辛煮込み、ショウガベースの漢方スープに湯煎したレバーを加えた小鍋も用意しているお店もあります。いずれも美味し♪
- スープ料理と共に召し上がっていただきたいのは「ヤムライス」。海老芋(えびいも)を使った炊き込みごはん。プレーンな白いごはんもありますが、バクテーに合うのは茶色のヤムライス。ぜひ、お試し下さい。
マラッカ・ラヤにある潮州バクテー店にて