フライド・オイスター(蠣煎:オーチェン)の屋台
- 日本語に直訳すれば「カキフライ」となる「フライドオイスター」。日本で食べる立派なカキフライとはずいぶん違うマラッカのフライドオイスターはマレーシアの中国語で「オーチェン」と呼びます。
- マラッカ近海で収穫される小指の先ほどの小さな「カキ」が主役。まずはフライパンを熱して、調味油をたっぷり注いで、みじん切りしたニンニクを炒め、香りが出てきたら各店自慢のつなぎ(ダシで溶いた小麦粉ミックス)を入れ、やや弱火にして表面に焦げが付くまでじっくり炒める。
- お客さまの好みで特製チリを加えて、香ばしい焦げたニオイがしてきたところで強火にして溶きタマゴをジャーッと流して素早く炒め、主役のカキを投入。わずか15秒ほどジャッジャと炒めたら出来上がり。強力な炎を使いこなしたダイナミックな中華料理です。
- 「カキ入りオムレツ」とか「カキ風味のタマゴ焼き」と表現したくなるのだが、地元では「フライドオイスター」と呼んでいる。ビールのお供にアツアツをその場でチリソースに浸しながら召し上がっていただきたい逸品だ。
マラッカ一丁目の屋台村にて